SR8012は、一体型AVアンプながらHi-Fiコンポーネントに匹敵するチャンネルセパレーション、
空間表現力を実現するために、11chのパワーアンプすべてを1chごとに独立した基板にマウントし、
電源トランスの左右に対称に配置するシンメトリカル・レイアウトを採用。プリアンプにはマランツ伝統の
高速アンプモジュールHDAM®を用いた電流帰還型回路を採用しています。
さらに、専用のローノイズSMPSの採用、専用基板によるDAC回路、導電性ポリマーコンデンサーや
薄膜高分子積層コンデンサーなどの高音質パーツ、銅メッキシャーシなどによる徹底した高周波ノイズ対策
によって、Hi-Fiコンポーネントにも通じる、精密かつ透明感の高い空間表現を実現しています。
11ch独立基板型フルディスクリート・パワーアンプ
一体型AVアンプでありながらHi-Fiコンポーネントに匹敵するレベルのチャンネルセパレーション、
空間表現力を実現するために、11chのパワーアンプすべてを1chごとに独立した基板にマウントし、
電源トランスの左右に対称に配置するシンメトリカル・レイアウトを採用。個々のアンプはハイ
スピードなフルディスクリート回路により構成し、全チャンネル同一クオリティとすることにより、
チャンネル間の音のつながり、立体的な音響空間への没入感を最大化しています。
定格出力は140 W + 140 W(8 Ω、20 Hz - 20 kHz、THD 0.05 %、2ch駆動)、
実用最大出力は250W(6 Ω、1kHz、THD 10%、1ch 駆動)を誇ります。接続するスピーカーの
インピーダンスは最低4 Ωまで対応。ディスクリート構成であるため、回路設計およびパーツ選定の
自由度が高く、Hi-Fiアンプと同様に徹底した音質チューニングを行うことができます。
サラウンドバックおよびオーバーヘッドスピーカーを使用しない場合には、5chのスピーカーをすべて
バイアンプ接続して高音質化するフルバイアンプドライブにも対応しています。
3Dサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」「Auro-3D」に対応
5.1chスピーカーにフロントハイト(FHL+FHR)、サラウンドハイト(SHL+SHR)および
トップサラウンド(TS/オプション)スピーカーを組み合わせた10.1chシステムで、自然で
臨場感豊かな3Dサウンドを楽しむことができるAuro-3Dに対応。また、Auro-Matic®アルゴリズム
によって、モノラル、ステレオおよびサラウンドコンテンツを自然な3Dサウンドにアップミックス
することもできます。
Auro-3Dを再生するには、少なくとも一組のハイトスピーカーの設置が必要です。
またAuro-3Dの再生にはフロントハイトスピーカーおよびサラウンドハイトスピーカーを用いるのが
最適ですが、サラウンドハイトスピーカーの代わりにリアハイトスピーカーを設置すれば、
Auro-3DおよびDolby Atmosの両方をお楽しみいただけます。
HDAM®搭載の電流帰還型プリアンプ回路
プリアンプには電流帰還型回路を採用。マランツがHi-Fiコンポーネントで培ってきたワイドレンジ、
ハイスピードな回路設計のノウハウを惜しみなく投入しています。その心臓部には超ハイスルーレー
トを誇る、マランツオリジナルのディスクリート高速アンプモジュール「HDAM® SA2」を搭載。
オペアンプを使用した場合に比べ、スルーレートを約10倍に向上し、プレミアムHi-Fiコンポーネント
に匹敵するほどの情報量が豊かで低歪、ハイスピードなサウンドを実現しました。
高周波ノイズコントロール
高周波ノイズコントロールDSPやネットワーク、USBなどのデジタル回路への電源供給には専用の
ローノイズSMPSを使用し、アナログ回路との相互干渉を排除しています。デジタル電源回路の
動作周波数を通常の約3倍に高速化してスイッチングノイズを再生音に影響の及ばない可聴帯域外へ
シフトしています。
DAC回路を専用基板よって独立させ、シールドにより回路間のノイズの飛び込みを抑制。
電源ラインに流入するノイズはデカップリングコンデンサーを用いて除去しています。
コンデンサーの種類や定数はサウンドマネージャーによる試聴を繰り返し最適なものを選定。
導電性ポリマーコンデンサーや薄膜高分子積層コンデンサーなど高性能なパーツを贅沢に
使用しています。
さらにシャーシには銅メッキを施し、基板やシャーシを固定するビスやワッシャーの種類を使用
する箇所に応じて変更するなど、これまでに積み重ねてきた様々なノウハウを用いて音質を
まとめ上げています。
4K Ultra HD / HDCP 2.2 / HDRに対応
HDMI入力は、毎秒最大60フレームの4K映像信号に対応。4K / 60p入力に対応したテレビと接続する
ことで、4K映像の高精細かつスムーズな映像を楽しめます。
さらに、[ 4K / 60p / 4:4:4 / 24bit ]や[ 4K / 60p / 4:2:0 / 30bit ]、
[ 4K / 60p / 4:2:2 / 36bit ]などの映像フォーマットに対応し、色情報の密度と階調性の
なめらかさを両立した映像表現を可能にしました。さらに、従来のHD映像の2倍以上の広色域表現を
可能にする「BT.2020」のパススルーにも対応しています。
※フロントパネルのHDMI 端子は、YCbCr 4:2:0 の映像方式のみに対応しています。
HEOSテクノロジーを搭載した先進のネットワークオーディオ機能
ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーにより多彩なネットワークオーディオ機能
を実現。セットアップ、操作は無料のHEOSアプリで誰でも簡単に行うことができます。ストリーミン
グサービスやインターネットラジオをはじめ、ローカルネットワーク上のミュージックサーバー
(NAS / PC / Macなど)やUSBメモリーに保存した音源やスマートフォン、タブレット、Bluetooth®機器
など、多彩な音源を再生することができます。さらに同一のネットワークに接続した他のHEOSデバイスに
SR8012で再生中の音楽を配信することもできます。
Wi-Fi、AirPlay、Bluetooth®対応
ワイヤレスで手軽にミュージックストリーミング。2.4 / 5 GHz デュアルバンドWi-Fi対応。
AirPlayやBluetoothにも対応しているため、iOSデバイスやスマートフォンの音声も高音質で楽しめます。
●商品詳細
品名 |
marantz SR8012/ブラック |
搭載パワーアンプ数 |
11 ch |
定格出力 |
140 W + 140 W
(8 Ω、20 Hz - 20 kHz、THD 0.05 %2ch駆動) |
実用最大出力 |
210 W(6 Ω、1 kHz、THD 10%、2 ch駆動、JEITA)
250 W(6 Ω、1 kHz、THD 10%、1 ch駆動、JEITA) |
対応インピーダンス |
4 - 16Ω |
S/N比 |
102 dB(IHF-A、ダイレクトモード時) |
周波数特性 |
10 Hz – 100 kHz (+1、-3 dB、ダイレクトモード時) |
歪率 |
10 Hz – 100 kHz (+1、-3 dB、ダイレクトモード時) |
HDMI端子 |
入力×8(フロント×1を含む)、出力×3 |
映像入力端子 |
コンポーネント×3、コンポジット×5(フロント×1を含む) |
映像出力端子 |
コンポーネント×1、コンポジット×2(Zone2×1を含む) |
音声入力端子 |
アナログ×8(フロント×1を含む)、
Phono×1、7.1ch入力×1、
光デジタル×2、同軸デジタル×2 |
その他の端子 |
ネットワーク×1、USB(フロント)×1、
セットアップマイク入力×1、
Bluetooth/Wi-Fiアンテナ入力×2、
RS-232C×1、DCトリガー出力×2、
フラッシャー入力×1、
マランツリモートバス(RC-5)入出力×1 |
無線LAN(ネットワーク種類 / 周波数) |
IEEE 802.11 a/b/g/n準拠(Wi-Fi®準拠) / 2.4 GHz、5 GHz |
Bluetooth |
バージョン 3.0 + EDR
対応プロファイル A2DP 1.2、AVRCP 1.5
対応コーデック SBC
最大通信範囲 約30 m(見通し距離) |
消費電力 |
780 W |
待機電力 |
0.2 W(通常スタンバイ)/ 0.5 W(CECスタンバイ) |
消費電力 |
780 W |
付属品 |
かんたんスタートガイド、取扱説明書(CD-ROM)、
リモコン(RC038SR)、単4形乾電池 × 2、
セットアップマイク、マイクスタンド、
ケーブルラベル、Bluetooth / Wi-Fiアンテナ×2、
電源コード |
最大外形寸法 |
780 W |
Bluetooth |
W440 x H185 x D460 mm
(ロッドアンテナを寝かせた場合)
W440 x H248 x D460 mm
(ロッドアンテナを立てた場合) |
質量 |
17.4 kg |