オーディオ逸品館.JP ESOTERIC - ESLW-10008(アナログLPレコード)フォーレ:レクイエム【180g重量盤】《JP》【在庫有り即納】
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ESOTERIC - ESLW-10008(アナログLPレコード)フォーレ:レクイエム【180g重量盤】《JP》【在庫有り即納】

商品コード : ESLW-10008
製造元 : ESOTERIC
メーカー希望小売価格(税抜) : 6,000
価格 : 0円(税込)
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ESOTERIC 名盤復刻シリーズ紹介リンク

歴史的な教会に鳴り響く敬虔の調べ 〜 クリュイタンス最高の名盤

ESOTERIC「名盤復刻シリーズ」アナログレコード 2作品発売

ESOTERIC(エソテリック)は、「ESOTERIC名盤復刻シリーズ」アナログレコード2作品を発売いたします。ESOTERIC独自の技術を駆使して開発した「Esoteric Mastering」によるリマスタリングと、拘り抜いたカッティング作業により、「アナログ新時代」を告げる作品に仕上がっています。

粋と優雅の極み〜フランス音楽の体現者クリュイタンス

アンドレ・クリュイタンス(1905-1967)は、出身こそベルギーのアントワープですが、フランスでの広範な演奏活動と録音を通じて、20世紀を代表するフランス音楽の解釈者として知られる名指揮者です。第2次大戦直後、ミュンシュとともにフランス音楽界の復興に尽力し、パリ・オペラ座の指揮者、パリ・オペラ・コミック座の音楽監督、そして1949年にはボストン響に移ったミュンシュの後任としてパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者に就任し、その上品で洗練された粋のかたまりのような演奏で人気を博しました。1955年のウィーン・フィルとのアメリカ旅行の成功で国際的に大きく注目され、1958年からはバイロイト音楽祭にも招かれるなど世界的な指揮者として活躍しました。日本の音楽ファンにとっては、特に1964年4月〜5月にかけて行われたパリ音楽院管との来日公演が衝撃的で、この時初めてフランス音楽の神髄と粋に接したのでした。

録音に残されたパリ音楽院管弦楽団の古の響き

クリュイタンスは、戦後フランスEMI(パテ)にオペラ全曲盤を中心に録音を開始し、フランス国立放送管弦楽団、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管とも広範なレパートリーで録音を残しましたが、何といっても手兵のパリ音楽院管と録音した一連のステレオ録音は、1828年に創設されたこの伝統のオーケストラの美しく古雅な響きを記録した貴重なものです。1967年、クリュイタンスの予期せぬ死によって、パリ音楽院管弦楽団も解散され、より現代的な響きとアイデンティティを持つパリ管弦楽団に生まれ変わったからです。1962年に録音されたこのフォーレの「レクイエム」は、それら一連の録音の中でも、最も評価の高いアルバムであり、1963年に発売されて以来、カタログから一度も消えたことのない定番として聴き継がれている名演です。特にフォーレ「レクイエム」好きの日本の音楽ファンにとっては、ERATOのコルボ盤(1972年録音)と並んで、「レクイエム」の最高の名盤と位置付けられており、弊社Super Audio CDハイブリッドシリーズでも2011年に(ESSE-90055)発売いたしました。

現在考え得る最高の状態でアナログレコードに

このフォーレ「レクイエム」は、クリュイタンスにとって、フランス国立放送管と1950年10月に録音したモノラル盤に続く2度目の録音となったもの。1950年盤もフォーレの慎み深い作品の魅力を引き出した名演として知られていますが、この1962年盤は旧盤よりもさらにスケールの大きな深みのある演奏で、そこに込められた敬虔な感情の高まりは他に類をみないほどです。2人のソリストも豪華で、「ピエ・イエズ」でのロス・アンヘレスの清純さ、全盛期の輝きを示すF=ディースカウの完璧無類な歌唱、いずれも歴史的な名盤に相応しい彩りを添えています。教育者として日本とは縁の深かったアンリエット・ピュイグ=ロジェがオルガンを担当しているのもオールド・ファンには懐かしいことでしょう。EMIのパリでのオーケストラ録音がよく行なわれていたサル・ワグラムではなく、パリ1区・チュイリュリー公園の北に、1754年に完成した歴史的な聖ロック教会が録音会場に選ばれたことで、響きの豊かさと奥行き感が増すとともに、フォーレのオーケストレーションの精妙さや合唱声部のハーモニーの美しさが教会の残響に埋もれずに収録された名録音に仕上がっています。

今回は、国内盤としては1981年以来約43年ぶりのアナログレコードでのリリースとなります。オリジナルマスターより「Esoteric Mastering」にて、新たにアナログレコード専用のマスタリングを行いました。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clock、MEXCELケーブルを惜しげもなく使用し、徹底して高音質化を目指したマスターを作成しました。アナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にて、アナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用しました。同機は西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していません。ミキサーズラボ社のご協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込みます。

カッティングは、ミキサーズラボ社のカッティング・エンジニア 北村勝敏氏。匠の手腕をマスター盤に注ぎ込んで頂きました。現在では、レコード・プレス用のマスター盤カッティングのみで、試聴のためだけにラッカー盤をカッティングする事は稀ですが、エソテリックでは音質を追及するため、コンソールへの伝送方式を変えながら複数のラッカー盤を作成しました。

作成した複数のラッカー盤は、エソテリック・マスタリング・センターへ持ち帰り、ESOTERICのアナログターンテーブルGrandioso T1で試聴・音質確認を行い、最適な伝送方法を決定しています。
徹底してアナログの音にこだわりを込めて作成し、オリジナルマスターのもつ情報を伸びやかなサウンドでアナログレコード化することに成功しました。

現在考えられ得る最高の状態でアナログレコードに

このコンサートはミュンヘン中心部のレジデンツ内にあって優れた音響で知られるヘルクレスザールで行なわれました。ここは第2次大戦後の1953年に建立された1270人収容のシューボックス型のコンサートホールで、長らくバイエルン放送響の本拠地であり、1985年にガスタイクのフィルハーモニーが出来るまで、ミュンヘンの最も重要なコンサート会場でした。高域から低域までバランスがとれた落ち着きのある響き、細部をマスクしすぎない適度な残響感などの点で、録音にも最適であり、1950年代からミュンヘンの録音会場として使われ、ドイツ・グラモフォンでのアルゲリッチのソロ録音の多くもここで行なわれています。このチャイコフスキーは、録音スタッフのクレジットはなく、バイエルン放送局による放送用ライヴ録音をフィリップスがレコード化したものと思われます(レコード会社によるデジタル録音が増えている時期でしたが、このライヴはアナログ収録)。オーケストラ全体を俯瞰できるサウンドはこの放送局らしいバランスの取れたもので、アルゲリッチのソロも適度なコンサートプレゼンスの中で熱気を持って捉えられています。アナログ最後期の収録であったため、1982年の初出はアナログ盤で、CDはその半年後、フィリップスによる最初期のCDの1枚として発売されています。これまでリマスターは日本のイニシアチブによって2回行われており、1999年のフィリップスの「スーパー・リマスタリング・コレクション」の1枚としての24ビット・リマスター、そして2016年のタワーレコードの「VINTAGE SA-CD COLLECTION」の第1回発売としてのSuper Audio CDハイブリッド盤がありました。

今回は、国内盤としては1984年以来約40年ぶりのアナログレコードでのリリースとなります。オリジナルマスターより「Esoteric Mastering」にて、新たにアナログレコード専用のマスタリングを行いました。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clock、MEXCELケーブルを惜しげもなく使用し、徹底して高音質化を目指したマスターを作成しました。

アナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にて、アナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用しました。同機は西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していません。ミキサーズラボ社のご協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込みます。

カッティングは、ミキサーズラボ社のカッティング・エンジニア 北村勝敏氏。匠の手腕をマスター盤に注ぎ込んで頂きました。現在では、レコード・プレス用のマスター盤カッティングのみで、試聴のためだけにラッカー盤をカッティングする事は稀ですが、エソテリックでは音質を追及するため、コンソールへの伝送方式を変えながら複数のラッカー盤を作成しました。

作成した複数のラッカー盤は、エソテリック・マスタリング・センターへ持ち帰り、ESOTERICのアナログターンテーブルGrandioso T1で試聴・音質確認を行い、最適な伝送方法を決定しています。
徹底してアナログの音にこだわりを込めて作成し、オリジナルマスターのもつ情報を伸びやかなサウンドでアナログレコード化することに成功しました。

「全体を貫く敬虔な祈りと抒情の精神は、この曲の本質に最も近い」
「フォーレのレクイエムには次から次へと名演奏というに値するレコードが出てくるが、それでもこのクリュイタンス盤を凌駕するような素晴らしい演奏にはぶつからないように思われる。ロス・アンヘレスの清純な歌もF=ディースカウの感情豊かな歌も立派だが、全体を貫く敬虔な祈りと抒情の精神は、この曲の本質に最も近いところにあるのではないだろうか。透き通るような美しさを持つこの演奏は、死者を悼むというより天国への憧憬に満ち溢れた、心の最も深いところからの感動による、ということができよう。」
『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブック VOL.6 オペラ&声楽曲編』1985年
「残響の非常に多い教会の空間において、たっぷりしたテンポでロマンティックに歌われるこのフォーレのレクイエムは、フルトヴェングラーの演奏だと偽って発売されても信じる人がいるかもしれない。それほどスケールの大きい、ミスティックな雰囲気を湛えた「非ラテン的」な演奏である。その後この曲には名演奏と称されるレコードが数多く出ているが、私にはこの演奏が最も印象深い。」
『レコード芸術・別冊・不朽の名盤1000』1984年
「(クリュイタンスは)フランスあるいはラテン的な意識を超えて、スケールの大きい名演を生み出している。音響的には豊かな残響を生かしているところもあって、その表情はファンタスティックであるとともにロマン的で、宗教的な「レクイエム」の世界を超えたものになっている。オルガンのピュイグ=ロジェもなつかしい。」
『クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』2000年
「(クリュイタンスのこの2度目の録音は)天国の浄福感を全面に打ち出し、あたたかみのある包容力と豊麗な色彩感で聴かせる。全体にスケール大きく、バランスの取れた演奏で、生者と死者が和合し、ともにほほ笑み合うユートピアとしての天国がまばゆく浮かび出ている。」
『クラシック不滅の名盤1000』2007年
[収録曲]

◇ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)
レクイエム 作品48

[Side A]
[1] 入祭唱とキリエ
[2] 奉献唱
[3] 聖なるかな
[Side B]
[1] ああ、イエズスよ
[2] 神の子羊
[3] われを許したまえ
[4] 楽園にて
[詳細]

アンドレ・クリュイタンス(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
ロス・アンヘレス(S)
フィッシャー=ディースカウ(Br)

録音 1962年2月14〜15日、5月25〜26日、パリ、聖ロック教会(アナログ・レコーディング)
LP初出 His Master's Voice SAN/CANB 107(1963年)
日本盤LP初出 東芝音楽工業ASC‐5300(1963年9月発売)
オリジナル・レコーディング [プロデューサー] ルネ・シャラン、ヴィクター・オロフ
[レコーディング・エンジニア] ポール・ヴァヴァッスール

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