唯一の条件は「USB接続」よりも“音”が良くなること。
特徴
■トランスポーターの重要性
ESOTERICやGrandiosoから発売される「トランスポーター」はDACを搭載していないにもかかわらず、DACと同じくらい高額です。それは、トランスポーターがDACと同じくらい「音質」を大きく左右するからです。DACをより良い音で鳴らそうとすれば、良いトランスポーターは欠かせません。
■AIRBOWトランスポーターの音質目標
AIRBOWが単体の「トランスポーター」に求める音質は、とてもシンプルです。CDトランスポーターでは、内蔵するCDメカニズムでのCD再生よりも「外部トランスポーターを接続することで音が良くなること。つまり購入したトランスポーターをCDプレーヤーのデジタル入力に接続すれば「音が良く」ならなければならないのです。
ネットワークトランスポーター(ストリーマー)に求めるのは、同一のPCに接続した場合「USB接続」よりも音が良くなること。これが唯一の条件です。
■AIRBOW NT507T Specialの音質
TEAC NT-507Tの最も素晴らしいところは、「操作がシンプル」なことです。NT-507Tを購入したら、それをネットワークに繋ぎ、そのUSB出力をDAC搭載機器のUSB入力に接続するだけです。面倒な「設定」は一切不要です。過去にこれほど簡単にネットワークと接続できるストリーマーはありませんでした。動作の安定度も素晴らしく、小さな「PC」を内蔵しているのが信じられないくらい「フリーズ」することがありません。さすがTEACです!
AIRBOW UD507 Specialを使ったノーマル機のテストでは、TEAC NT-507Tを追加するとUSBの直接続よりも僅かに音が鈍くなり、すでにAIRBOW UD507 SpecialをUSBで使える環境であればおすすめできない音質でした。Grandioso N1Tの素晴らしさを知っていただけに、ちょっとがっかりしましたが、価格を考えれば仕方のないことでしょう。
AIRBOW NT507T Specialの開発目標は「USBを超える」ことです。ただ、内部がリニア電源とほぼ小型コンピューターという構成のTEAC NT-507Tを大幅に改造することはできず、ほぼ電源だけのシンプルなカスタマイズ・メニューとなりました。それでも一つ一つのパーツをしっかりと聞き込み検討した結果、ノーマル機よりもはるかに高い質感と音楽的な深みを実現できました。聞き比べたときすぐに分かるのは、低音の量感の豊かさと、空間がより大きく広がることです。
■ノーマルモデルからのバージョンアップについて
AIRBOW NT507T Specialは、カスタマイズ時の交換部品点数が少ない(もともと手を入れられる箇所が少ない)ので、バージョンアップの価格も抑えています。また本モデルにつきましては、他のAIRBOWカスタムモデルに比べてバージョンアップ前後の音質差も大きくはありません。音よりも「音の品位や音楽の深み」に関わる部分が大きく分かります。逆に言えば、それを引き出せる力や聞き分ける耳がなければ、ノーマルとの違いが分からないと言うこともあり得ます。よろしければAIRBOW試聴機貸出サービスをご利用いただくなどの方法で、ご購入前に音の違いを確認して頂けると幸甚です。
■組み合わせるPCについて
逸品館は、店頭のデモやYouTubeの撮影時に低価格のPCを使います。価格は高くても良いのですが、経験的にハイパワーのCPUを搭載するPCの音質がとても悪いので避けなければいけません。ハイパワーPCがオーディオ的に問題なのは、搭載される電源ノイズが大きいことと、高い周波数のクロックから発生するノイズを軽減するための「ノイズフィルター(音質悪化の原因になります)」が多く使われること。さらに10を超えるような複数のコアの相互干渉から発生するジッターが音を悪くします。ノイズをばらまく大電力インバーター電源を必要とするタワー型のPCやゲーミング対応高性能ノートPCなどは、音が悪く音楽再生に向きません。
それに対して廉価なIntel Celeronを使う小型PCコア数は4程度でジッターの発生が少ないです。消費電力も小さいため、付属する最大出力50W以下のACアダプターはインバーター・ノイズの発生が小さく、下手なリニア電源よりも高音質です。また、12Vや19V程度の単電源で動作するので別売の高音質電源が作り(使い)やすいというメリットもあります。逸品館では、特別に開発したノイズレスのインバーター電源を使っていますが、今後製品化する予定で鋭意開発中です。目標価格も5万円強と手頃なこの電源と5万円以内のミニPCを組み合わせ、余ったコストはDACやアンプ、スピーカーなどの一般的なオーディオ製品に回した方が、トータルの音はずっと良くなるのでお薦めです。
■振動対策(オーディオボード)の重要性
ネットワーク関係のオーディオ機器やPC/NUS/HUBなどの周辺機器は「振動」に驚くほど敏感です。可能であれば、最も小さいサイズ〜A4サイズのAIRBOW WFB(ウェルフロートボード)などを組み合わせて下さい。ビックリするくらい透明感と音の滑らかさや細やかさ、音の広がり(立体感)が向上します。
コンプリートパッケージについて
AIRBOWは本体単品のご使用でも驚くほどの音質を実現しますが、「究極のサウンド」をこの価格で実現するために音質チェック済で相性も抜群なアクセサリーなどをセットにし、それぞれ単品でご購入いただくよりもお買い得になるのがAIRBOWのコンプリートパッケージです。
こちらのモデルは、電源ケーブルに「AET EVO-1302S/1.2m(高音質電源ケーブル)」をセットにしたコンプリートパッケージをご用意しております。
AIRBOWバージョンアップサービスのご案内
AIRBOWのカスタムモデルは、お手持ちのノーマルからの「チューンナップ」を承ります。チューンナップ完了後は、純正のAIRBOW製品と変わらぬ性能を発揮しますが、同機種を新品でご購入の場合に付属する「24ヶ月修理保証」と「1ヶ月満足度保証」はご利用いただけません。
また、改造によって故障発生の頻度が増えることはありませんが、万一改造後発生した故障につきましては、改造前メーカー保証中であったとしましても保証は使えなくなり、実費での有償修理となりますのであらかじめご了承の程お願い申し上げます。
※逸品館以外のお店や中古でAIRBOWのベースとなるTEAC製品をお買い上げの場合も、通常バージョンアップ料金と追加費用(モデルによって異なります)を合わせてお支払いいただくことで、AIRBOWモデルへのチューンナップ(バージョンアップ)を承ります。
仕様説明
| ネットワーク部 |
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| 対応ファイルフォーマット |
FLAC、ALAC、WAV、AIFF、MQA、DSF、DSDIFF(DFF)、DoP、MP3、AAC(m4aコンテナ) |
| ETHERNET |
RJ45端子 × 1 |
| SFP |
SFP端子 × 1 |
| 無線LAN規格 |
802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz、5GHz) |
| USBドライブ端子 |
USB フラッシュドライブ端子 × 2 (Type A / Type C、USB2.0 準拠) 最大供給電流:0.5 A 対応ファイルシステム FAT32、exFAT または NTFS シングルパーティション |
| 対応サンプリング周波数 |
PCM:32k〜768kHz、16 / 24 / 32bit(整数型、32bitフロート対応) DSD:2.8 MHz、5.6 MHz、11.2 MHz、22.5 MHz |
| デジタル出力部 |
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| USBオーディオ出力 |
USB Type-A端子 × 1 |
| 総合 |
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| 電源 |
AC100V、50/60Hz |
| 消費電力 |
28W |
| 外形寸法 |
290(W)× 84.7(H)× 246(D)mm(突起部含む) |
| 質量 |
4.3kg |
| 付属品 |
電源コード、アンテナ × 2、フット用クッション × 3、取扱説明書(保証書付) |
※製品の仕様、外観などは予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。