良い音で楽しむ、良い音を楽しむ
制御音域の最低域をTCHよりさらに拡大。ピアノ演奏時やオーディオリスニング時の中低音域の響きを整える効果を高めました。
逸品館代表コメント
YAMAHAが開発した特殊な内部構造により、音を吸収しすぎることなく不快な音場の濁りを除去します。デッドな空間をライブにしたいとき、中低音の濁りを低減したいときに大きな効果を発揮します。
スピーカーの後方に設置してACP-2とKripton AP-10の音質を比較しました。適度な吸音効果を持つAP-10は音質が柔らかく艶があり音場の濁りが大きく低減します。YAMAHA ACP-2はビビッドで透明な響きを持ち、音が前に出てそれまで聞こえなかった細かい音までハッキリと聞き取れます。しかし、音を強く反射しますので空間の広がりや音場の濁りの低減には、AP-10の方が効果が感じられました。リスニングルームの響きを良くしたり、音を前に出したいときに大きな効果があります。軽く、薄く、自立しますので使い勝手は抜群です。
効果は同じですが、安いホワイト仕上げがお薦めです。
特徴
■広い帯域での「吸音」と「散乱」による心地よい音場 さらに制御音域を拡大
ヤマハ調音パネルは、独自の音響構造により、広い帯域でほぼ平坦な吸音特性を発揮するとともに、散乱性能も併せ持っているため、音響障害を抑制して響きを整え、単なる吸音材などでは得られない心地よい音場をつくり出します。さらに、『ACP-2』は高さ120cmとすることで、高さ90cmの現行モデル『TCH』に対し、制御音域の最低域を拡張。特にピアノ演奏時やオーディオリスニング時の中低音域の響きを整える効果を高めました。
■設置性・コーディネート性を向上
高さを120cmとしたことで、アップライトピアノやトールボーイ型スピーカーと組み合わせやすく、しかも、わずか3cmの薄さで部屋の広さを損なうことなく設置可能です。また、従来モデルと同様の壁掛け型の使用に加えて、自立型としても使用できるよう自立スタンドを付属し設置性を向上しました。
※色違いのホワイト、ナチュラルは、別品番になります。各製品ページをご確認ください。
■アップライトピアノの背面に設置するだけで繊細な演奏表現を実現
アップライトピアノの背面に設置するだけで、響きを整え、楽器本来の音を取り戻し、演奏者の意図を反映する繊細な演奏表現が可能になります。速いテンポでも一音一音をしっかり聞き取ることが可能になり、和音が美しく響き、ピアニシモなども表現力が豊かになります。グランドピアノでは、ピアノの周りの壁面や下の床に設置することで同様の効果が実現できます。
■スピーカーの背後に設置で、ソースに忠実で空間定位のよい再生音
スピーカーの背後に設置すれば、『ACP-2』のもつ平坦な吸音特性と散乱性能により、リスニングに必要な響きを残しつつ、強い一次反射音を抑制することができます。それにより、音源ソースに含まれる情報をそのままリスナーに届ける効果が生まれ、引き締まった中低音と、空間的な音像定位の良い再生音が得られるようになります。
■設置枚数の目安
設置枚数の目安はアップライトピアノの背面に2枚、ステレオスピーカーの背面に各1枚としています。グランドピアノの下への配置も効果的です。
<ご参考−調音パネルの構造>
ヤマハ調音パネルの基本要素は「音響共鳴管」と「堅い反射面」です。1本の管の片面の一部に開口部を設け、上下に長短2本の共鳴管を作り出すと、2つの周波数で共鳴する音響共鳴管ができます。これをパネル状に連結すると、開口部回りに堅い反射面が構成されます。
この独自の構造により、入射する音に対して、「開口部」から放射される音と「堅いパネル面」から反射される音が相まってほど良い散乱効果を生み、同時に「開口部」での音のエネルギー消費による吸音効果も得られます。
つまり、1枚のパネルで「吸音」と「散乱」作用をバランスよく両立させることを狙いました。音響共鳴管を適切な長さで組み合わせるなど、低音から高音にわたる領域で性能を確保する工夫を施しています。
仕様説明
寸法 |
幅587 × 高さ1,200 × 奥行き30 (mm) |
質量 |
約5.7kg /枚 (本体質量) |
制御周波数(Hz) |
80〜4,000Hz |
カラー |
ナチュラル |
材質 |
MDF(表面材基材)、リアルウッド(表面化粧材)、PVCシート(化粧材)、合板(芯材) |
付属品 |
壁掛金具、自立スタンド、固定L金具 |
設置枚数目安 |
会議室:1枚/畳
楽器練習室:2枚/畳 |
※ACP-2のF☆☆☆☆表記は削除しました。
※ACP-2(製品)につきましては、当社にてスタンドを含めた状態でのホルムアルデヒド発散量を当社の測定設備で測定し、厚生労働省のVOC室内濃度指針値を下回っていることを確認しております。
※製品の仕様、外観などは予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。
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