オーディオ逸品館.JP ESOTERIC - ESSD-90202/04(SACDソフト3枚組 ハイドン:交響曲集)《JP》【完売】
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ESOTERIC - ESSD-90202/04(SACDソフト3枚組 ハイドン:交響曲集)《JP》【完売】

商品コード : ESSD-90202
製造元 : ESOTERIC
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ESOTERIC 名盤復刻シリーズ紹介リンク
これぞハイドン 120面相。ピリオド楽器演奏の常識を覆した、ブリュッヘンと18世紀オーケストラの名演、世界初SuperAudioCD化。
 
ESOTERICならではのこだわりのSuperAudioCDハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、 SuperAudioCDハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で確固たる評価をいただいているESOTERIC名盤復刻シリーズ。発売以来LP時代を 通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名 盤を高音質マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuperAudioCDハイブリッド化を数多く実現し てきました。
今回はデジタル時代初期に生み出されたドイツ・グラモフォンと旧フィリップスの名盤3タイ トルをSuperAudioCDハイブリッドで発売いたします。
 
ピリオド楽器によるオーケストラ演奏の常識を覆した指揮者ブリュッヘン

フランス・ブリュッヘン( 1934-2014 )は、1950 年代より演奏活動を開始し、リコーダー(ブ ロックフレーテ)およびフラウトトラヴェルソに よる演奏の可能性を格段に広めたオリジナ ル楽器演奏の草分け的な存在であり、かつ その後半生においては指揮者としての才能 を花開かせた音楽家でした。
レオンハルト、 ビルスマ、アーノンクール、シギスヴァルト、 ヴィーラント、バルトルドのクイケン兄弟らとと もに、第2次世界大戦後オランダを中心に ヨーロッパで湧きあがったオリジナル楽器演 奏の研究と実践の牽引者の一人であり、ブ リュッヘンの卓越した技巧と千変万化する音 色は、それまで古めかしいイメージがつきま といがちだったバロック時代の作品のイメー ジを塗り替え、現代に鮮烈によみがえらすこ とになりました。
ブリュッヘンは1960年代にはテレフンケン・レーベルに、1970年代にはSEONレーベ ルに数多くの録音を残したのち、1981年にはオリジナル楽器を使用したオーケストラ、18世紀オーケ ストラを組織して指揮者に転向し、洞察力あふれる演奏で聴衆を魅了してくれました。
 
ブリュッヘンのもとに超一流奏者が馳せ参じた18世紀オーケストラ

「リコーダーのライオン」とまで異名をとったブリュッ ヘンでしたが、1981年、「もうリコーダーの音楽はた くさんだ!」と、同僚や後輩の優れたピリオド奏者た ちに呼びかけて組織したのが18世紀オーケストラで した。「これからは真の傑作にのみ取り組みたい」と いうブリュッヘンの言葉に、本当に自分が納得する 音楽にのみ傾注し深めていきたいという強い意欲が 表れています。
この時期に登場したピリオド楽器 オーケストラの多くは、録音の必要性から組織され た団体でしたが、ブリュッヘンの18世紀オーケストラ は当初からコンサートでの演奏を眼目に活動してお り、コンサートマスターのルシー・ファン・ダール、 チェロのヴォウター・メラー、トラヴェルソのコンラー ト・ヒュンテラー、リッカルド・カンジ、オーボエのクー・エビンゲ、ティンパニのマールテン・ヴァン・デア・ ヴァルクらピリオド奏者の精鋭による、ほぼ固定したメンバーで毎年演奏経験を積み重ね、鮮度と深み のあるサウンドを作り出したのです(日本からも有田正広、鈴木秀美、若松夏美らが参加)。1シーズン に2回ほどのツアーを活動の軸に据え、世界各国からブリュッヘンの音楽を慕って集まってくる音楽家 たちとじっくりとリハーサルに取り組んだ上で、ツアーで同一プログラムを繰り返し演奏し、日々その精 度を高めていくという方法がとられていました。
 
濃密かつユーモアあふれるハイドン

18世紀オーケストラという名前の通り、演奏レパートリーは 「18世紀の傑作に限定する」と言明し、バッハを筆頭とするバ ロック音楽、リュリやラモーのオペラからの組曲などフランス・ バロックの管弦楽曲と並び、演奏活動の中心に据えたのが、 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派の音楽 でした。中でもハイドンは、1984年の第90番を皮切りに「ロン ドン交響曲集」、「パリ交響曲集」を網羅し、最終的には1998 年までに第82番以降の22曲の交響曲と協奏交響曲、「天地 創造」を録音として残したのでした。
今回の3枚組はその中か らニックネームの付いた作品を中心に8曲が選ばれています。 通常のオーケストラのコンサートだと前座程度にしか扱われな いハイドンの交響曲ですが、ブリュッヘンと18世紀オーケスト ラによる演奏では、それこそプログラムのメインに据えることで 作品と真剣に向き合い、生き生きとした推進力でハイドンが盛 り込んだ機知やユーモアを巧みに表出するのみならず、緩徐楽章では濃密で奥深いファンタジーさえ も感じさせてくれるのです。
 
最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

ブリュッヘンと 18世紀オーケストラの旧フィリップス録音は、ほとんどがそれぞれのツアーの最後に、 オランダのユトレヒト(アムステルダムから南東に電車で約30分の場所で、古楽音楽祭でも知られてい ます)にあるフレーデンブルフ音楽センターのメイン・ホールで行われるコンサートのライヴという形で 行われていました(一部アムステルダム・コンセルトヘボウやナイメヘンのコンサートホールも使用)。こ こは客席1700を擁する珍しい正八角形のホールで、綿密なリハーサルを重ねた上でツアーを行い、 ツアーで繰り返し演奏して演奏内容を深めたところで、理想的な音響を誇る会場で録音するという流 れが取られていました(この建物全体は2014年に全面的に建て替えられ、「ティヴォリ・フレーデンブ ルフ」と改称されたものの大ホールは現在でも旧音楽センターのメイン・ホールをそのまま継承してい ます)。
録音のプロデュースを担っていたのは、60年代から独EMIのプロデューサーとして活躍し、70 年代から80年代にかけてはREFLEXEレーベルでピリオド楽器演奏による画期的名盤を次々に世に 送り出し、ピリオド楽器演奏のムーヴメントを世界的なものにした立役者の一人、ゲルト・ベルクで、18 世紀オーケストラのマネージャーであるシューヴェルト・フェルスターもレパートリーの選択や編集の面 で録音に深く関わっています。オーケストラ全体 のサウンドを、豊かで自然なホールの響きと共 に捉えながら、オーケストラの各パート(特に木 管、トランペット、ティンパニ)の個性的なソノリ ティを埋もれさせない手腕はヴェテランならでは といえるでしょう。もともとがデジタル録音であり 発売以来特にリマスターが施されたことはなかっ たため、今回は初めてのDSDリマスタリングとな ります。
今回のSuperAudioCDハイブリッド化 に当たっては、これまで同様、使用するマスター テープの選定から、最終的なDSDマスタリング の行程に至るまで、妥協を排した作業が行われ ています。特にDSDマスタリングにあたっては、 DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレー ターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく 使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。
 
■「実に見事に整った即興曲集」
「ブリュッヘンが指揮す るハイドンからは、作曲者が音楽に込めた多彩な要素全てが素晴らしく血肉 化して聞こえる。神秘さ、溌溂さ、悲哀、驚き、憧れ、勇壮さ、ユーモア、威厳、軽妙さ、落ち着き、意外 性などなど「なんと様々な情趣がハイドンの音楽には盛り込まれていたことか!」と改めて感動し、「もっ ともっとハイドンを聴きたい!」という気持ちにさせる。」
「ブリュッヘンは、いわゆるオリジナル楽器を使う 40人余りのオーケストラで、ハイドンの世界に独特の 和と安らぎを持ち込んだ。きらびやかな効果を狙わないその演奏は、清純にして簡潔。それでいて音 楽的に魅力があり、聴き手に正面から誠実に迫ってくる。きっちりと組み上げてある渋いハイドン。」
(『 ONTOMOMOOKクラシック名盤大全交響曲編』、1998年)

「ブリュッヘンの演奏からは、作品と演奏に真摯に取り組み姿勢が熱く伝わってくる。われわれはハイ ドンの交響曲が多彩な魅力を秘めた傑作であることを、実際に音で確信することができるのである。オ リジナル楽器ならではの多彩な響きにより精妙な表現が素晴らしく、ハイドンの交響曲の壮麗さや溌溂 とした生命力など、すべてに非常に斬新な魅力が輝いている名演である。」
(『ク ラシック不滅の名盤800』、1997年)

「どの交響曲もその中に潜むハイドンの快活な精神を見事に浮き彫りにし、何よりも聴く者の心を引き つけて放さない魅力を持った演奏ばかりである。18世紀オーケストラの古楽としての響きも古色蒼然と したものではなく、むしろこの時代の作品にうってつけの響きの軽さや多彩な音色でもって曲それぞれ の持ち味を自在に引き出していく。この演奏を聴いていると、ハイドンの巧みな技の虜になってしまうだ ろう。」
(『クラシック不滅の名盤1000』、2007年)

「パターン化された表現に 陥りがちなハイドンの仕掛けを、無尽蔵にして卓越したアイデアで表現し、 新鮮で快い響きを与えてくれている。同時にそれは18世紀オーケストラのふくよかなサウンドと相俟っ て、人間的な温もりとユーモアに富んだハイドン像を描き出している。どの曲もライヴに生き生きとした 感興に満ちている。」
(『最新版クラシック名盤大全交響曲・管弦楽曲編[上]』、2015年)
 
収録曲 / 詳細
 
ヨーゼフ・ハイドン( 1732-1809 )
 
DISC 1
交響曲 第88番ト長調Hob.I:88《V字》
[1] 第1楽章:アダージョーアレグロ
[2] 第2楽章:ラルゴ
[3] 第3楽章:メヌエット(アレグレット)
[4] 第4楽章:フィナーレ(アレグロ・コン・スピーリト)

交響曲 第92番 ト長調 Hob.I:92 《オックスフォード》
[5] 第1楽章:アダージョーアレグロ・スピリトーソ
[6] 第2楽章:アダージョ
[7] 第3楽章:メヌエット(アレグレット)
[8] 第4楽章:プレスト

交響曲 第94番 ト長調 Hob.I:94 《驚愕》
[9] 第1楽章:アダージョーヴィヴァーチェ・アッサイ
[10] 第2楽章:アンダンテ
[11] 第3楽章:メヌエット:アレグロ・モルト
[12] 第4楽章:フィナーレ:アレグロ・ディ・モルト
 
DISC 2
交響曲 第96番 ニ長調 Hob.I:96 《奇跡》
[1] 第1楽章:アダージョーアレグロ
[2] 第2楽章:アンダンテ
[3] 第3楽章:メヌエット:アレグレット
[4] 第4楽章:フィナーレ:ヴィヴァーチェ・アッサイ

交響曲 第100番 ト長調 Hob.I:100 《軍隊》
[5] 第1楽章:アダージョーアレグロ
[6] 第2楽章:アレグレット ]
[7] 第3楽章:メヌエット(モデラート)
[8] 第4楽章:フィナーレ(プレスト)

交響曲 第101番 ニ長調 Hob.I:101 《時計》
[9] 第1楽章:アダージョープレスト
[10] 第2楽章:アンダンテ
[11] 第3楽章:メヌエット(アレグレット)−トリオ
[12] 第4楽章:フィナーレ(ヴィヴァーチェ)
 
DISC 3
交響曲 第103番 変ホ長調 Hob.I:103 《太鼓連打》
[1] 第1楽章:アダージョーアレグロ・コン・スピーリト
[2] 第2楽章:アンダンテ・ピウ・トスト・アレグレット
[3] 第3楽章:メヌエットートリオ
[4] 第4楽章:フィナーレ(アレグロ・コン・スピーリト)

交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104 《ロンドン》
[5] 第1楽章:アダージョーアレグロ
[6] 第2楽章:アンダンテ
[7] 第3楽章:メヌエット(アレグロ)
[8] 第4楽章:フィナーレ(スピリトーソ)
 
詳細
録音 1988年11月(第88番)、1995年1月29日〜31日(第92番)、1993年5月(第96番)、
1990年6月(第100番)、1990年10月第104番)、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センター
1992年3月(第94番)、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センターおよびナイメヘン、コンサートホール
1987年3月(第101番)、アムステルダム、コンセルトヘボウ 1987年11月(第103番)、ナイメヘン、コンサートホール
初出 第88番:4220222(1988年第86番とのカップリング)
第92番:4540492 (1996年第91番とのカップリング)
第94番・第96番:4381522 (1995年)
第100番・第104番:4340962 (1992年)
第101番・第104番:4222402 (1988年)
日本盤初出 第88番:PCD25 (1989年12月25日)
第92番:PHCP5343 (1996年1月25日)
第94番・第96番:PHCP5314 (1995年5月25日)
第100番・第104番:PHCP5101 (1993年1月25日)
第101番・第103番:32CD850 (1989年1月25日)

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この商品についてのレビュー

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レビュー件数:1

評価

2019/05/24

ミヤちゃんさん

買おうと思ったんだけど、曲目みて断念。普通に12曲のザロモン交響曲でやって欲しかった。ブリュッヘンのハイドンはいい演奏です。

1件〜1件 (全 1件)

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