外掛け式ベルトドライブ方式を採用した、ターンテーブルのニュースタンダード機。
《TN-3B-SEは、スタイリッシュな薄型キャビネットにMM型カートリッジ対応フォノイコライザーを搭載したベルトドライブ式ターンテーブルです。》
トーンアーム部にはハイエンドトーンアームブランドのSAEC社とのコラボレーションにより、可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアームを採用。 通常のベアリング構造では得られない分解能の高いサウンドが得られるようになりました。 プラッターの駆動には外掛け式ベルトドライブを採用することにより、モータのコギング(※)がプラッターの回転に与える影響を最小限にし、 より滑らかで高精度な回転を実現しました。 また、新日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」をフォノイコライザーに採用し、 フォノ入力を持たないシステムにも直接接続してアナログレコードの世界を低歪で高音質なサウンドで楽しむことができます。カートリッジには、 オーディオテクニカ製楕円針カートリッジAT-VM95Eを採用。空気感の表現力に優れる楕円針とナイフエッジトーンアームの組み合わせにより、 ナチュラルでバランスの整った解像度の高いサウンドを、お買い上げいただいてすぐにお楽しみいただけます。 TN-3B-SEはレコード愛好家にもオーディオ愛好家にもご満足いただける、ターンテーブルです。
※この製品はUSB端子デジタル出力は搭載しておりません。
※コギングとは…モーターを構成する電機子と回転子、つまりコイルとマグネットの磁気による吸引力と反発力が回転角度によって細かく脈動する現象です。 例えば安価な模型用モーターを手で回転させると「カクカク」と回転するのが手に伝わりますが、この現象がコギングです。
特徴
ナイフエッジトーンアーム採用
高級トーンアームブランドとして名高いSAEC社とのコラボレーションによる可動部にナイフエッジ機構を採用したトーンアームを搭載。 一般的なベアリングによる可動方式に比べ、上下方向により繊細な動きが可能で、分解能の高いダイナミックなサウンドを体感していただけます。S字型のトーンアームはユニバーサル式で、お好みのヘッドシェルやカートリッジへの交換も容易で、適合カートリッジ重量は14〜23グラム(ヘッドシェル含む)と幅広いカートリッジに対応しています。
アンチスケーティングや針圧の微調整が可能なトーンアーム基部
適正針圧の微調整が可能なカウンターウエイトや、アンチスケーティング調整機構など、シビアな調整が可能な機構を取り入れることで、レコード盤に刻まれた音楽情報をより忠実に読み取ることが可能です。
Audio-Technica製VM型カートリッジ「AT-VM95E」付属
TN-3B-SEには楕円針を採用したVM型カートリッジ「AT-VM95E for TEAC」をあらかじめヘッドシェルに装着済み。プラッターをセットし、ヘッドシェルをトーンアームに装着するだけですぐにレコード再生の準備が整います。
※交換針「AT-VMN95E」
※VM型はMM型の一種で、MM型カートリッジ対応フォノイコライザーをお使いいただくことができます。
MM型カートリッジ対応フォノイコライザーアンプ内蔵
フォノイコライザーを内蔵しており、フォノ入力の無いアンプに直接接続してお楽しみいただけます。また、フォノイコライザー用のオペアンプには新日本無線製のオーディオ用高音質オペアンプNJM8080を採用。カートリッジで読み取った繊細なフォノ信号を低歪みかつロスなくラインレベルのオーディオ信号に復元します。
外掛け式ベルトドライブとアルミ・ダイカスト製プラッター
駆動系には、プラッターの外周部にベルトを掛け回転させる外掛け式を採用。モータの回転数とトルクを上げることでモータのコギングの影響を最小限に抑えました。また、高い回転モーメントを持つアルミ・ダイカスト製プラッターを採用しており、ベルトドライブならではの滑らかで安定した回転を実現します。
光沢の美しい多層塗り突板仕上げのMDFキャビネット
美しい木目の天然木突板に多層塗りを施した光沢仕上げの一体型筐体を採用。主要なパーツをマウントするコア材には高密度MDFを使用することで高い剛性と制振性を確保しました。薄型でスタイリッシュなデザインはモダンなリビングや重厚なリスニングルームにもマッチし、レコード鑑賞に相応しい雰囲気を演出します。
金メッキを施した出力端子
ライン出力/フォノ出力兼用のピンジャックには金メッキ処理を施し、経年変化による接続部における信号劣化を抑えています。
33-1/3、45の2スピード対応
LPレコードとEPレコードの再生が可能な33-1/3回転と45回転に対応。さらに、回転速度の切り替えとターンテーブルのスタート/ストップを行う操作ノブには、美しいスピン模様のアルミ削り出し部品を採用するなど、操作の質にもこだわりました。
衝撃吸収性能に優れたインシュレーター
インシュレーターにはアルミ削り出しの金属製シェルを採用し、ラバークッションを介して高密度MDFのコア材に固定。優れた振動吸収特性により、高いハウリング・マージンを実現しました。
ハニカム構造により剛性を高めたボトムカバー
LPレコードとEPレコードの再生が可能な33-1/3回転と45回転に対応。さらに、回転速度の切り替えとターンテーブルのスタート/ストップを行う操作ノブには、美しいスピン模様のアルミ削り出し部品を採用するなど、操作の質にもこだわりました。
仕様説明
ターンテーブル部 |
|
駆動方式 |
ベルトドライブ(外掛け方式) |
モータ |
DCモータ |
回転数 |
33-1/3回転、45回転 |
ワウ・フラッター |
0.1%以下 |
S/N比 |
67dB (A-weighted、20kHz LPF) |
プラッター材質 |
アルミ・ダイカスト製 |
サイズ |
直径30cm |
トーンアーム部 |
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形式 |
スタティックバランスS字型トーンアーム |
実効アーム長 |
223mm |
針圧可変範囲 |
0〜5.0g |
適用カートリッジ質量 |
3.0g〜12.0g
※付属以外のヘッドシェルを使用するときは、ヘッドシェル含めて14g〜23g |
カートリッジ部 |
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形式 |
VM型 |
出力電圧 |
4.0mV(1kHz、5cm/sec.) |
針圧 |
1.8〜2.2g(2.0g推奨) |
質量 |
6.1g |
付属ヘッドシェル質量 |
11g(ネジ、ナット、ワイヤー含む) |
レコード交換針型番 |
AT-VMN95E
※針の交換は約300時間を推奨(使用環境による) |
アナログ出力 |
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端子 |
RCAピンジャック (フォノ/ライン切替式) |
出力電圧 |
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フォノ出力時 |
4.0mV(1kHz、5cm/sec.) |
ライン出力時 |
224mV(–13dBV) |
その他 |
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電源 |
AC 100〜240V、50/60Hz |
消費電力 |
1.5W以下(スタンバイ時0.5W以下) |
外形寸法 |
420(W)× 117(H)× 356(D)mm(ダストカバー装着時) |
質量 |
約5.0kg |
付属品 |
フェルトマット、ドーナツ盤用アダプター、カウンターウエイト、ヘッドシェル(AT-VM95E装着済み)、アルミ・ダイキャスト製プラッター、ダストカバー、ヒンジ、GND端子付きRCAケーブル、ACアダプター(GPE053A-V120050)、取扱説明書(保証書付き) |
※RoHSに対応しています。
※仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
※この製品はUSB端子デジタル出力は搭載しておりません。